2003.1.27
第4回、第5回ともに、公職における低い女性参画率の要因について何の分析もなされていない。
日本政府報告書に記載されているUNDPの指標からも明らかなように、日本の女性の政治参加の割合は、国・地方に限らず増えてきているといっても、国際的な水準から見れば大変低い。圧倒的に、男性が多い政治の世界では、数の少ない女性が活動しにくい状況が生まれるのは想像に難くない。この状況を是正しないだけでなく、女性議員の本来の政治活動を阻害している度重なる女性差別発言・セクシュアル・ハラスメントに対し、政府として何ら組織的な取り組みはない。
当時、防衛政務次官であった西村慎吾衆議院議員が、雑誌上で、「強姦してもなんにも罰せられんのやったら、オレらみんな強姦魔になってるやん。けど、罰の抑止力があるからそうならない」「国防とは(日本女性が)他国の男に強姦されるのを防ぐこと」と発言した。さらにある特定の政党の女性議員らを指し「お前が強姦されとってもオレは絶対に救っとらんぞ」とも発言。(「週刊プレイボーイ」1999年11月2日号より抜粋)
強姦された女性を救うかどうか、その女性の考え方により扱いに差異を設けることは、強姦された女性の落ち度を問題にしており、強姦されても仕方がないという論理につながる。強姦は女性の人権侵害であるということを無視した、全くの女性差別発言である。
2001年2月9日の衆議院予算委員会開催中に、ある特定の女性議員を「管理売春のやり手ババア」と誹謗・中傷したビラを、ある男性議員が、複数の国会議員に配布した。この議員に対しては、懲罰とはならず、予算委員長から口頭で注意したにとどまった。